私が旅に出た、くだらない理由。
ある時、女友達と話している時に
バックパッカーをしてる人がいるんだよ。かっこいいし、すごい行動力だよね。
と言う話を聞いた。
その時、モテたくてしょうがなかった私は、バックパッカーとはなんだ。モテるのか。と思った。
バックパッカーとは、基本的には1人でバックパックを背負って旅する人のことを言うらしい。
そして、すぐ影響されて口に出す私は、
俺、バックパッカーになりたい。とふざけていつも口に出していた。実際するつもりは、ほとんどなかった。
でもそんな時、友達に
どうせ、そんなこと言ってるだけでやらないんでしょ?
と言われた。私は変な所で負けず嫌いなので、その時、絶対してやる。そう思った。
そして私は、大学のちょっとした休みにカンボジアへバックパックと航空券と勇気だけを持って1週間旅にでた。
行ってみると、不安はいっぱいあったけれど、旅がすごくワクワクする非現実なものだった。本当に世界が広かった気がした。
それから、次の夏休みで東南アジアを1ヶ月間まわった。そして日本でヒッチハイクもした。
モテたいという気持ちから、私は旅にでたのだ。
そして、結局の所、モテてはいない。